2019-05-12 命、搭載《詩集》 まっさらな分娩室にて わたしは偶然ヒトに生まれた それから誰かの言う通りに 規則正しい生活習慣を全うした 朝昼夜に食事をして その分の排泄をした 朝日が昇る頃に起床して 夕日が沈む頃に就寝した 均しい呼吸をして飽きもせず 同じような日々を繰り返す 均しい呼吸をして懲りもせず 同じような日々を繰り返す いつだっただろうか? ”なにもない”と呟いたのは